■最初にすることは投稿を削除
ネット風評被害の原因は、自分自身もしくは他人による投稿が多いものです。まず最初にできるネット風評被害対策としては、その投稿を削除するという方法です。自分自身が行った投稿なら、素早く削除をすると良いでしょう。もしも、削除ができないものや他人の投稿を削除したい場合には、サイト運営者へ通報したり連絡して、削除要請をしましょう。被害者である自分が削除要請をする際には、費用はほとんどかかりません。
■自分で対応できるか不安、また精神的に参っているなら弁護士へ
基本的に投稿の削除依頼は、被害者本人しかできません。しかし弁護士に相談すれば、弁護士が代行してくれます。もしも自分で削除依頼をしたけれどスムーズに対応してもらえなかった場合や、精神的に参ってしまっている場合などには、弁護士に依頼するという方法も良いでしょう。
弁護士へ依頼すると、費用が掛かります。ケースバイケースでかかる費用は異なりますが、目安としては10万円〜30万円程度です。最初に見積もりを取ってもらった上で相談するかどうかを決めてください。また、ネット風評被害によって損害を被った場合には、損害賠償を請求することもできます。
■ネット風評被害に専門に対応する業者もあります
ネット風評被害という分野を専門に取り扱う業者に依頼するという方法もあります。弁護士に依頼する場合と何が違うかというと、専門業者の場合には、ネット風評被害の状態をモニタリングしてくれて、ハイリスクな投稿に対してはレポート提出などのアクションをとってくれます。弁護士ではないため、運営サイトへ削除依頼をする事はできませんが、一通りネット風評被害に対応した後で利用するには、おすすめの方法ではないでしょうか。
こうしたサービスは、単発で依頼するものではなく、継続して依頼するタイプのサービスです。そのため、かかる費用は毎月いくらという設定となることが多いです。
■警察に相談するとどうなる？
具体的にどこに相談して良いか分からない時には、最寄りの警察に相談するという方法がおすすめです。もしも事件性がない場合でも、警察なら具体的にどこに行って相談すればよいかを指南してくれます。もしも事件性がある場合には、被害届を提出することで、調査をしてもらうこともできます。
ネット風評被害に対しては、自分1人で対応することは難しいものです。しかし、相談できる窓口はたくさんあるので、一人で抱え込んだり悩まずに、しかるべき窓口に相談することをおすすめします。
