ASO対策・アプリ関連

アプリ広告【Search Ads(サーチアズ)広告編】

Apple Store内で行う広告

Search Ads(サーチアズ)とはApple Store内での検索と連動する形で行う広告です。ネット上の広告ではさまざまな製品・サービスが見られれますが、このSearch Adsではアプリの広告がメインになるのが大きな特徴です。

Apple store内でアプリケーションの知名度と売り上げを伸ばすためにはApple Storeの検索でいかに多くの人たちの目に触れて興味をひきつけることができるかが鍵を握っています。Apple Storeでアプリケーションをダウンロードしている人の多くがApple Store内の検索機能で探しているため、いかにうまく検索上位に持っていけるか、広告を打つことができるかが問われるわけです。

2種類ある選択肢

そんなSearch Adsには2つのタイプが用意されています。基本的なサービスがついてくる「Basic」と一歩踏み込んだアプローチが可能な「Advance」です。どちらを選ぶか、自分たちのマーケティングにはどちらが適しているのか、事前によく確認したうえで検討することが大事です。

まずBasicでは対応する国、毎月の予算、最大インストール単価(CPI)などを設定したうえで広告の運用をすべてAppleに任せることができます。こうした基本的な機能がついている一方、キーワードやターゲット設定など詳細なアプローチのための機能は用意されていません。また予算に関しては10.000米ドル以下という制限も用意されています。

一方AdvanceではBasicの機能に加えてキーワード、ターゲットなどの詳細を決めたうえで広告を打つことができます。Basicが基本的な部分以外はAppleに運用を任せる形になるのに対してこちらは自分で細かい調整を行いながら運用を行っていく形になります。ターゲット設定に関しては年齢や性別のほか地域なども選ぶことができるのでより「届けたいターゲットに届ける」のが容易になります。また予算の制限もありません。

どちらがよいか?予算をあまりかけない範囲内でできるだけ多くの人の目に広告が触れるようにしたい場合にはBasic、予算をかけたうえでターゲットを絞った上で大規模なマーケティング・プロモーションをしたい場合にはAdvanceが適しているといわれています。対費用効果も意識したうえで決めたいところです。

なお、このアプリ広告を利用する際にはApple IDとSearch Ads用のアカウントが必要になります。

市場が大きい一方でターゲットを絞ったマーケティングがしやすいとも言われるApple Store。それだけにこの広告をうまく使いこなせば低予算でヒットを記録できるアプリを生み出す可能性を秘めているといえるでしょう。検索結果と連動するだけにキーワードの選定が重要になってくるのでASO、SEOなどの視点もとりいれながら行っていくことも重要になってきます。