変化するニーズをつねに意識したASO対策を!
App Store内での検索結果を上位に持っていきつつダウンロード数の増加を目指すASO対策。そのポイントはニーズをいかに掴み続けることができるかにかかっているといってもよいでしょう。連日のように膨大なアプリケーションが登場しているApp Storeにおいてはニーズの変化もめまぐるしく変化していきます。うまく売り上げアップを実現することができたとしても、その成功体験に安住しているとあっという間にニーズの変化から取り残されてしまいます。
ASO対策はApp Store内でのニーズの動向を掴むことが最重要といわれています。通常のネット上のSEO対策のように非常に広い範囲の状況を見極めたうえで対策を施していく必要がそれほどなく、あくまでApp Store内での状況を見越した対策が重要とされているのです。その分やりやすいとも言われていますが、App Store内ならではの事情や状況の変化をしっかりと見極めたうえでの対策が求められます。
ある統計ではApp Storeでアプリケーションを探す際、約6割がストア内の検索を利用するといわれています。他の検索エンジンで検索した後にストアにアクセスして探すというアプローチもあるわけですが、それはあくまで補助的な選択肢として機能している様子がこのデータからも窺えます。
分析を定期的に行え!
ですからASO対策においては分析を定期的に行うことが大事です。「今」求められているキーワードは何か、どんなタイトルのアプリの売り上げが伸びているのか。何がきっかけでヒット作が生まれるかわからない時代だけにつねにリアルタイムの状況認識を意識した分析が求められます。
キーワードやタイトルの分析に関してはApp Storeのサジェスト機能でチェックすることもできますが、それだけでなくスクリーンショットやアイコンなどのチェックもしたいところです。ビジュアル面でどういったものが人気なのか、キーワードやタイトルのチェックだけでは検索順位を上位に持っていくことはできてもダウンロード数の増加には結びつかない恐れも出てくるからです。
また対策そのものはストア内の状況を参考に行っていくにしろ、社会全体の状況の分析もある程度は行っておきましょう。健康ブーム、防災への関心の高まりなど世の中のニーズがそのままアプリのニーズに結びつくこともあります。こうした分析を踏まえてキーワードを選ぶことでライバルに先駆けてユーザーの需要にこたえることができるようになるでしょう。
メインはストア内の分析、プラスアルファで世の中全体の状況も意識する。二段構えのアプローチでASO対策を展開してみましょう。